雑踏事故があった韓国の観光客は「雰囲気を期待してるのに」 ハロウィーンで閉鎖相次ぎ「堅苦しい」の声も

ハロウィーン直前の週末となった10月28日、名古屋・栄のオアシス21には警戒態勢がしかれる中、仮装を楽しむ大勢の若者が集まりました。

(平岩洵人記者)
「午後9時過ぎのオアシス21です。ハロウィーン前の土曜日ということもあり、多くの人が集まっています」

28日、栄のオアシス21には思い思いの衣装に身を包んだ若者たちの姿が。

(訪れた人)
「ハロウィーンで写真とか動画を撮りに来ました」
「(オアシス21に)ずっと行きたかったけど行けなくて…ことしやっと来られた」

ハロウィーンの時期、例年は多くの若者たちでにぎわうオアシス21。

コロナ禍前の2019年には約8万7千人が詰めかけましたが、おととしからは新型コロナの感染拡大や混雑によるトラブルを避けるため、入場規制が行われました。

ことしは、より厳しい警戒態勢がしかれています。

ハロウィーン前の28日から当日31日まで毎日、屋上の「水の宇宙船」と地上の芝生エリアを夕方から翌日にかけて閉鎖。さらに31日は、地下の「銀河の広場」が午後5時から閉鎖されるほか、店舗も終日休業します。

それでも、閉鎖された芝生エリア以外の場所には、多くの若者の姿がみられました。

(訪れた人)
「堅苦しいな、みたいな感じはあります」
「治安が悪くなると、イベントが開催できなくなるので(人が増えるのを)防ぐことはいいことだと思います」

(大阪から来た観光客)
「(施設内に入れないのは)残念やね。せっかく来たのに」

中には、韓国から訪れた人も。

(韓国から来た家族)
「子どもたちがハロウィーンの雰囲気を期待しているのに(去年のイテウォンの事故で)韓国ではそういう雰囲気がないので、今回は日本でハロウィーンをしようと来ました」

一方で警備員からは…

(警備員)
「ハロウィーンのイベントはありません。みなさん帰りましょう」

閉鎖から約4時間後の午後10時半ごろ、ようやく帰路につく若者の姿がみられました。

© CBCテレビ