「主催者のいないイベントは危険」ハロウィーンの規制が厳しい背景 救急医療体制など有事の対策なし

(夏目みな美キャスター)
ハロウィーン前日の10月30日の時点で大きな混乱はないようですが、名古屋のオアシス21は、去年よりも規制が厳しくなっているようです。

(大石邦彦アンカーマン)
では、どんな規制が行われているのでしょうか。

(大石アンカーマン)
まずは、屋上にある「水の宇宙船」から見てみましょう。
ここは、30日午後6時からすでに規制が始まっています。そして、31日午後後5時から翌11月1日午前10時まで閉鎖。

そして、「緑の大地」なんですけども、31日午後5時から11月1日未明まで閉鎖となっているんです。

また、多くの店が集まっている「銀河の広場」は、31日は終日休業。そして、31日の午後5時からは、この広場自体も閉鎖されるということなんです。

(夏目キャスター)
かなり大がかりなものなんですけれども、なぜオアシス21を閉鎖するのでしょうか。

(大石アンカーマン)
名古屋市の担当者は「とにかく人が殺到することによる混乱とトラブルを避けるためだ」というふうに言っているんですね。

そして、「主催者のいないイベントは非常に危険です」とも言っています。主催者がいる場合は「組織的警備体制」「救急医療体制」などの計画を自治体に提出しなければいけない。しかし今回、ハロウィーンは主催者がいない場合が多いので、有事に備えた対策はないということなんですね。

オアシス21は閉鎖されますけども、人が他の場所へ移動して、混雑することは十分考えられます。ハロウィーンを楽しむためにも、「あまりにも混雑するような場所には行かない」そんな注意が必要です。

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