アメリカ女子、コロンビアと親善試合で若手FWが躍動!W杯では苦渋もパリ五輪へ再建中

18歳で代表初ゴールを記録したアメリカ女子代表ジェイディン・ショー[写真:Getty Images]

世代交代が憂慮されるアメリカ女子代表だが、若手が台頭している。
【動画】アメリカvsコロンビア、22歳&18歳FWが代表初ゴールにホランも絶妙ボレー

史上最多となる4度の女子ワールドカップ(W杯)優勝に、4度のオリンピック金メダル獲得。女子サッカー界を牽引してきたアメリカは、オーストラリア&ニュージーランド女子W杯に大会3連覇を目論んで臨んだが、過去ワーストとなるベスト16敗退に終わった。

原因の一端には世代交代の失敗が挙げられているが、先のW杯では全4試合に先発した最終ラインのエミリー・フォックスが25歳、ナオミ・ギルマが23歳、アタッカー陣でも23歳のソフィア・スミスが全試合に先発し、21歳のトリニティ・ロッドマンもスタメン3試合を含む全試合出場と、戦力は揃う。

新旧の融合を急いたわけではないかもしれないが、結果的に前ヴラトコ・アンドノフスキ監督は、"最強のアメリカ"を植え付けることはできなかった。

すでにパリ・オリンピック出場を決めているアメリカは、トワイラ・キルゴア暫定監督のもとで再スタート。26日にユタ州サンディ、29日にカリフォルニア州サンディエゴで行われたコロンビアとの国際親善試合2連戦では、さらなる若手が台頭した。

29日の第2戦では、チェルシーでプレーする22歳のFWミア・フィシェルが代表2キャップ目で初ゴールとなるヘディングを決め、前述のフォックスがクロスでリンジー・ホランの追加点をアシスト。

さらにはW杯メンバーにも選出されていた18歳アリッサ・トンプソンのお膳立てから、こちらも代表2試合目となるFWジェイディン・ショーが18歳343日でのゴールをマークし、3-0で勝利している。

パリ・オリンピックでは2012年のロンドン以来となる3大会ぶり5度目の優勝を目論むアメリカ。女王復活を果たされるだろうか。

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