エンゼルスのクリス・ロドリゲスがウエーバーでDバックスへ移籍

エンゼルスのクリス・ロドリゲスがウエーバーでダイヤモンドバックスへ移籍したことが明らかになった。MLB公式サイトの選手ページに移籍情報が記載され、「FanSided」のロバート・マレー記者も情報を伝えた。現在25歳のロドリゲスはメジャーデビューした2021年に15試合に登板して防御率3.64をマークしたが、右肩の故障で直近2シーズンはメジャーでの登板なし。今季22年ぶりのリーグ優勝を果たしたダイヤモンドバックスは、来季以降の戦力としてロドリゲスの復活に期待しているのだろう。

ロドリゲスは2016年ドラフト4巡目(全体126位)指名を受けてエンゼルスに入団。マイナーでも故障が多く、目立った活躍を見せることはできなかったが、2021年に開幕ロースター入りを果たすと、15試合(うち2先発)に登板して29回2/3を投げ、2勝1敗、2ホールド、防御率3.64、29奪三振を記録した。

しかし、2021年も右肩の炎症で戦列を離れた時期があり、2022年は右肩の手術で全休。今季も故障者リストに入った状態で開幕を迎え、9月にはマイナーでのリハビリ登板を開始したが、結局メジャー復帰を果たせないままシーズンを終えることになった。

移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「ダイヤモンドバックスがロドリゲスに興味を示した理由を見つけるのは簡単だ」とし、ダイヤモンドバックスの先発投手不足を指摘。今季はザック・ギャレンとメリル・ケリーの2本柱が活躍し、プレーオフでは有望株ブランドン・ファートが3番手に定着しているものの、シーズンを通して計算できる先発投手の頭数が不足していた。名投手コーチとして知られるブレント・ストロムの指導を受け、ロドリゲスが新天地で開花する可能性も残されている。

一方、「MLBトレード・ルーマーズ」は「エンゼルスがロドリゲスを手放した理由を探すのは少し難しい」としている。FAになる大谷翔平が残留したとしても、大谷は来季投げられないため、先発投手の頭数は充実しているとは言えない状況だが、2年間メジャーでプレーしていないロドリゲスの復活に賭けるより、ロースター枠の確保を優先したのだとみられる。

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