青森県産ホタテ、弁当で応援 県町村会が販売、初日は10分で完売

ホタテ料理6品が入った「まるごとホタテ弁当」

 中国の禁輸などで厳しい状況にあるホタテ産業を支援しようと、青森県町村会は30日、県産ホタテをふんだんに使った「まるごとホタテ弁当」の販売を始めた。11月17日までの平日、青森市新町の県共同ビル地下の総菜・弁当店「新菜菜(にいなな)」で、1日60食限定で売り出す。600円(税込み)というお得な価格もあって、初日は店舗前に行列ができ、開店後約10分で売り切れた。

 白米は県産米新品種「はれわたり」を使用。弁当を買った人にはホタテ入りのみそ汁を無料で提供する。

 11月2日までは煮物や肉巻きなどが入った和食、11月6~10日はグラタンやソテーなどの洋食、11月13~17日はシューマイやオイスター炒めなどの中華の弁当を販売する。いずれもホタテ料理が6品入っている。

 ホタテは県町村会が買い入れており、初日は平内町産で、今後は仕入れ状況によって野辺地町、外ケ浜町産なども使用。伊勢田睦美同会主事は「企画を通じ、ホタテ生産者を後押しできれば」と話している。新菜菜の営業時間は午前11時半~午後2時。

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