アロンソ「1周目にデブリを拾ってダメージを負い、本来のパフォーマンスを失った」アストンマーティン F1第20戦決勝

 2023年F1第20戦メキシコシティGPの決勝レースが行われ、アストンマーティンのランス・ストロールは17位、フェルナンド・アロンソはトラブルによりリタイアでレースを終えた。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=17位DNF(66周/71周)

2023年F1第20戦メキシコシティGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とランス・ストロール(アストンマーティン)が接触

 予選後にいくつかのセットアップ変更をして、クルマはわずかに良くなった。だが、それでもグリッドの上位陣と戦えるほどのペースはなかった。レースはターン13と14の間で(バルテリ・)ボッタスとの接触があり、リタイアを余儀なくされた。

 すでに焦点は次のブラジルに合わせている。今年最後のスプリントの週末を最大限に生かせるように努めたい。トラックサイドでもキャンパス(ファクトリー)でも、クルマの改善を続けようとみんなが努力しているのは承知しているし、今の僕らにできるのはそれしかない。

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=DNF(47周/71周)

2023年F1第20戦メキシコシティGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 厳しいレースであり、週末だった。1周目にターン1でのアクシデントで生じたデブリを拾って、ダメージを負ってしまったらしい。結果として、本来のパフォーマンスを失っていたようだ。赤旗による中断の間にダメージを修復しようとしたが、リスタート後はむしろ状態が悪化していて、最終的にはリタイアせざるをえなかった。

 これまでのところ、タフなトリプルヘッダーになっている。けれども、うまく行っている時より、苦戦している時の方が学べることは多いものだ。今シーズンはあと3レースあって、それぞれがまったく違うタイプのサーキットで行われる。ブラジルでまた最善を尽くすつもりだ。

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