源氏物語「宇治十帖」の舞台として知られる京都府宇治市は31日、市の魅力をアピールしようと、名所を背景に作者紫式部らを描いた京都アニメーション制作のイラストをお披露目した。同市の源氏物語ミュージアムで発表した松村淳子市長は「紫式部が後ろ姿で描かれており、どういう表情か想像する楽しさがある。イラストを通し新たな宇治の姿を発見してほしい」と話した。
市は、紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」が来年放送されるのを前に、市内に本社がある京アニに協力を依頼。「地域に貢献したい」と快諾された。
イラストでは宇治橋を行き来するさまざまな時代の人々や背景を色彩豊かに表現した。
