ワールドシリーズを戦うレンジャーズに大きな不安要素が出てきた。主砲のアドリス・ガルシアが痛みを訴え、途中交代したのだ。
問題が発生したのは7回表の攻撃のこと。二死走者なしの場面で打順が回ってきたガルシアはダイヤモンドバックスの4番手のルイス・フリアスの内角直球をスイング。打球はセンターへの平凡なフライとなったが、この直後にガルシアは左脇腹から腰のあたりを押さえてうずくまった。
このあとガルシアは守備に出てくることなく、トラビス・ジャンコウスキーが右翼の守備位置へ。どの程度の症状かはわからないが、少なくともワールドシリーズの舞台で途中交代するほどの怪我であることからあまりよい状態ではないことだけは確かだろう。
ガルシアはこのポストシーズンで62打席に立ち8本塁打22打点を記録する大活躍。リーグチャンピオンシップシリーズではMVPにも選ばれただけに、もしこのままワールドシリーズに出場できないようなことが起こればレンジャーズにとって大きな痛手となる可能性もある。
レンジャーズはこの試合で、先発のマックス・シャーザーも2回に打球が直撃した影響で背中の痛みを訴え途中交代しており、ワールドシリーズの大舞台で主力級の故障が相次いでしまっている。