一歩リードのレンジャーズに不安材料 主砲ガルシアが負傷して交代

日本時間10月31日、レンジャーズは敵地チェイス・フィールドで行われたワールドシリーズ第3戦でダイヤモンドバックスを3対1で破り、シリーズの対戦成績を2勝1敗として一歩リードした。しかし、2回裏に打球を受けた先発のマックス・シャーザーが4回裏開始前に背中の張りで降板したのに加え、8回表の打席でセンターフライを打った際に左半身を痛めた主砲アドリス・ガルシアも途中交代。第4戦以降の戦いに向けて、複数の不安材料を抱えることになってしまった。

アストロズとのリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、ここまでプレーオフ全15試合に出場して打率.323、8本塁打、22打点、2盗塁、OPS1.108の大活躍を見せ、レンジャーズ打線を牽引してきたガルシア。単年のプレーオフでの22打点は、2011年にデービッド・フリース(カージナルス)がマークした21打点を上回り、すでにメジャー新記録となっている。

ワールドシリーズ第3戦は「3番・右翼」でスタメン出場し、打撃は3打数0安打1四球に終わったものの、右翼の守備ではダイヤモンドバックスの先制を阻止する好返球を披露。ところが、8回表の打席でセンターへフライを打ち上げたあと、身体の左側を押さえながら一塁に向かって走り出し、結局8回裏の守備からトラビス・ジャンコウスキーと交代してベンチに退いた。

現時点でガルシアの状態の詳細は不明だが、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、試合終了直後にガルシアが私服姿で球場から出てきたことをリポート。おそらく、そのまま精密検査に向かうものとみられる。検査結果次第では、レンジャーズは打撃好調の主砲を欠いた状態での戦いを強いられることになり、得点力ダウンは避けられないだろう。

7回を担当するセットアッパーのジョシュ・スボーツも試合中に腰を気にするような仕草を見せており、各選手の状態が気になるところだ。

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