「心臓が飛び出そうだった」最優秀若手に贈られる『コパ・トロフィー』を受賞したベリンガムが改めて喜びを語る「何を言えばいいか分からなかった」

21歳以下の最優秀選手に選ばれたベリンガム[写真:Getty Images]

21歳以下の最優秀選手に贈られる『コパ・トロフィー』を受賞したレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)が喜びを語った。クラブ公式サイトが伝えた。
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『フランス・フットボール』が2018年に設立した『コパ・トロフィー』。21歳以下の最優秀選手に贈られ、“若手のバロンドール”とも言われる賞。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドなど、歴代のバロンドーラーが審査員となる。

2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で選出はなかったが、過去4回はキリアン・ムバッペ、マタイス・デ・リフト、ペドリ、ガビと世界的な選手になっている若手が受賞してきた中、ベリンガムが見事に受賞した。

今夏ドルトムントからマドリーへと移籍したベリンガム。2022-23シーズンはドルトムントでプレーし、公式戦42試合で14ゴール7アシスト。イングランド代表でも中心選手としてプレーし、カタール・ワールドカップ(W杯)5試合でプレーしてベスト8に貢献していた。

今季はマドリーで才能が爆発。ここまでラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)で13試合13ゴール3アシストを記録している。

見事に最優秀若手賞を受賞したベリンガム。改めて自身を選んでくれたことを喜んだ。

「僕はとても満足している。毎週末うまくやるために、毎日多くのことをしている。とても誇りに思うよ。みんなが僕の仕事を高く評価してくれ、それを見られることは嬉しいことだ」

「みんなが仕事を認めてくれ、良いシーズンになったことは大きな意味がある。ただ、僕にとって最も重要なことは、チームと共に獲得したトロフィーだ」

「ここでは意見と投票が重要になる。僕たちがチームとして何を達成し、ファンがその成功を楽しめるということを楽しみにしている」

また、授賞式に参加したことについての感想も言及。壇上では何を喋って良いか分からなかったと緊張していたことを明かし、マドリーの関係者への感謝も口にした。

「胸から心臓が飛び出そうだったよ。何を言えばいいのかさえ分からず、少し緊張していて、何も準備していなかった。家族や毎日一緒にいるみんなのことを思い出していたよ」

「2023年はとても特別な、良い年だった。僕は世界最大のチームと契約した。それはビッグファミリーだよ」

「チームメイト、ファン、クラブのスタッフのためにも、僕はこの強さを保っていきたいと思っている。今シーズンはタイトルを獲得できることを願っているよ」

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