肉や魚などの食材を、高温でふっくらこんがり焼き上げる「グリルパン」。毎日の料理はもとより、アウトドア調理にも大活躍します!そこで今回は、グリルパンの選び方から使い方、お手入れ方法までを初心者の方にもわかりやすく徹底解説。お気に入りのグリルパンを見つけてフル活用してください!
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グリルパンとは?波状の焼き面が特徴のフライパン
「グリルパン」とは、焼き面がデコボコした波状になっているフライパンのこと。均等に熱を伝えることができ、肉や魚、野菜などどんな食材でも、中はふっくら、外はカリっと、絶品グリル調理を楽しめます。
グリルパンの最大の特徴は、食材とグリルパンの間にできた「溝」。このスペースに水分が溜まることにより、水分を蓄えながらの高温調理が可能です。
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食材の水分が飛びすぎて縮んでしまったり、硬くなったりする失敗がないんです!
また、肉や魚の余分な脂が溝に流れ落ちるため、ヘルシーに調理できるのも大きなメリット。食欲をそそる焼き目を付けて、おいしく、ヘルシーに調理したい人におすすめです!
グリルパンの選び方
ここからは、グリルパンを選ぶときにチェックすべき選定ポイントを解説していきます。使いたいシーンや条件に合わせて選びましょう!
ガス・IH・電子レンジなど「対応過熱方式」をチェック
まずは、ガスやIHなど使用したい加熱方式に対応しているものを選びましょう!
自宅のコンロがIHでも、キャンプではガス火や焚き火で調理したいという人は「ガス・IH両対応」を選ぶのがおすすめです。
また、自宅での調理には魚焼きグリル・オーブン・電子レンジに対応しているものも便利。選ぶ際は、庫内に入るサイズかどうかも合わせてチェックしてくださいね!
鋳鉄やアルミなど「素材」の特性で選ぼう
素材による特性の違いもチェックしましょう!以下の表に、グリルパンに使われる主な素材「鉄・アルミ・ホーロー」の特徴をまとめました。
- 熱伝導率が高く、
スピーディーにおいしく焼ける - 耐久性があり長く使える
- 錆びやすいため、
メンテナンスに手間がかかる - 重い
- 軽い
- 熱伝導率が高い
- 冷めやすい
- デザインがおしゃれ
- 保温力が高い
- 鋼板ホーローは軽い
- 衝撃に弱い
- 鋳物ホーローは重い
熱伝導率が高い「鉄」は、グリルパンに最も使われる素材です。鉄の中でも、より強度を高めた「鋳鉄」製の商品が人気で、商品ラインナップも豊富。
ただし、鉄製はおいしく調理できる反面、錆びやすく重いというデメリットがあることを押さえておきましょう。
一方「アルミ」製は軽量で扱いやすく、ザックに入れて持ち運びたい人にうってつけ!自宅で使う場合はおしゃれな「ホーロー」も人気です。カラーバリエーションが豊富で、食卓のアクセントになりますよ。
それぞれの素材の特徴を理解して、用途や携行のしやすさなどの条件に合わせて最適なグリルパンを選びましょう!
用途に合わせて「蓋」の有無も要確認
蓋付きタイプのグリルパンでは、「焼く」機能に加えて「蒸す」調理も可能です。食材から出る水分を閉じ込め、しっとり焼き上げたいときに重宝しますよ。
調理の幅を広げたい人は蓋付きをチェックしてくださいね!
グリルパンの使い方やお手入れ方法
ここからは、グリルパンの使い方について解説します。使用前に行うシーズニングの方法や、長く使っていくためのメンテナンス方法を押さえておきましょう!
調理方法
グリルパンでの調理方法は、焼き面に軽く油を塗ってから食材を並べ、蓋があるものは蓋をして過熱するだけ。
料理初心者でも、プロのようなおいしい料理が簡単に作れちゃいますよ!
注意
グリルパンは非常に熱くなるため、耐熱手袋やトングを使用するなどして、安全に十分注意して扱いましょう。
▼焼き芋・プリンなど、グリルパンを使ったレシピが気になる人はチェック♪
【グリルパンのすすめ】魅力やレシピを徹底解説!キャンプに重いスキレットはやめました。 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
シーズニング
シーズニングは、グリルパンの表面に油膜を作り、サビやコゲやすさを防ぐ重要なプロセスです。「鉄」製のグリルパンを使う前に行う必要がありますので、以下の手順でチャレンジしてみてくださいね!
補足:ブランドによっては、鉄製であってもシーズニング不要の商品もあります。
シーズニングの手順
- 洗浄:中性洗剤を使ってさび止めを洗い落します。
- 煮沸:グリルパンに水を入れ、お湯を沸かします。残っているさび止めを落とすための作業です。
- 空焚き:お湯を捨て、グリルパンを空焚きして水気をしっかり飛ばします。
強火で焼き入れし、グリルパンがほんのり白っぽくなったら火を止めます。 - 油塗:グリルパンにオリーブオイルを塗り、5分ほど弱火で加熱し、冷まします。
グリルパンの内側に油をまわしかけ、再び弱火で約3分程度加熱します。 - 野菜くずを炒める:再度オリーブオイルを塗り、野菜くずを炒めて、鉄の臭いを取ります。
- 仕上げ:野菜くずを取り出し、再度オリーブオイルを塗りこめば完成。
シーズニング後は、湿度が高い場所や塩分の多い場所は避け、通気性の良い場所で保管してください。また、使用頻度が低い場合、定期的に取り出してシーズニングを行いましょう!
▼シーズニングについて、写真付きで詳しく解説しています!
使用後のお手入れ・メンテナンス
グリルパンの日々のお手入れは、寿命を延ばすために重要です。使用後は、食材の残りや油をしっかりと取り除いて洗浄しましょう。
ただし、鋳鉄製のものは、洗剤を使ってしまうとコーティングされた油が落ちてしまうため、洗剤は使わずお湯を使いながら洗うのがポイント。また、錆びの原因となる水分を完全に拭き取ることも大切です。定期的なオイル塗布もおすすめですよ!
ロッジなど人気ブランドからプチプラまで!おすすめグリルパン6選
それでは、ここからはおすすめのグリルパンを紹介していきます!
1.ロッジ(LODGE)/ロジック スクエアグリルパン 10 1/2
おいしさにこだわりたいなら、耐久性と熱伝導性に優れた鋳鉄製の『ロッジ/ロジック スクエアグリルパン 10 1/2』がおすすめ!肉や魚を中はジューシーに、外はカリっと焼き上げます。
使えば使うほど油が染み込み、味わいが増していくのもロッジの人気のポイント。また、ロッジ製品は出荷時にすでにシーズニング処理されているので、購入後すぐに使えるのも嬉しいですね!
2.ストウブ(staub )/ピュアグリル ラウンド
鋳物ホーロー製の『ストウブ/ピュアグリル ラウンド』は、優れた耐久性と保温性が特徴。これにより、肉や魚もしっかりと焼き上げ、時間が経ってもおいしく食べることができます。
色やサイズのバリエーションが豊富なので、お好みや用途に合わせて選べるのも嬉しいですね!
3.ル・クルーゼ(Le Creuset)/ラウンド・グリル
優れた熱伝導性と遠赤外線効果で食材の旨味を最大限に引き出す、鋳物ホーロー製の『 ル・クルーゼ/ラウンド・グリル 』。丸型デザインは使いやすい上、直火、IH、オーブンにも対応しており、さまざまな調理に活躍します!
さらに、表面に細かな凸凹を付けたストウブ独自の黒マットエマイユ加工によって焦げ付きにくいのも特徴です。ゴシゴシ焦げを落とす手間が省けるのは嬉しいですね。
4.和平フレイズ / RA-9505
Amazonにて約1,000円で購入できる大人気のグリルパン『和平フレイズ / RA-9505』。この価格で蓋もついているため、コスパを求める人におすすめです!IH・ガス対応で、魚焼きグリルでの調理にも使えますよ。
角型17×22cmの対応グリルサイズは、幅21×奥行27×高さ6cm以上。多くのご家庭で使いやすいサイズなので、気軽にオーブン調理にチャレンジしてみましょう!
5.パール金属/ラクッキング HB-3994
すべての熱源に対応する『パール金属/ラクッキング HB-3994』は、扱いやすい取っ手付きタイプ。取っ手は取り外しできるため、キャンプに持ち出すときや収納時にコンパクトになるのが嬉しいですね!
遠赤外線効果で、食材を中からふっくら仕上げます。蓋もついているので、蒸し料理も楽しめますよ。キャンプやBBQにグリルパンを持ち出して使いたい人は要チェックです!
6.谷口金属/グリルパン
キャンプにマッチするおしゃれなグリルパンをお探しなら『谷口金属/グリルパン』がおすすめ!天然木のハンドルがカッコいいですね。このハンドルは折りたたみ式の上、本体はアルミ素材を使っており590gと軽量のため、携帯性バツグン!
焚き火でこんがり焼き目をつけたステーキなんて最高ですね。ぜひキャンプに持ち出しておいしいキャンプ飯を作ってみてください!
自宅でもキャンプでも使える!グリルパンで絶品料理を作ろう
料理の幅を広げ、おいしさを格段にアップさせてくれるグリルパン。耐久性、携帯性に優れたものなど、キャンプやBBQなどのアウトドアシーンにマッチするモデルも多数販売されています。
本記事を参考に、用途や好みに合わせて最適なものをお選びくださいね!グリルパンで絶品キャンプ飯を楽しみましょう♪