【2023レポート】JAC『ジャパン・キャンピング・ラリー』は無料ワークショップやイベントが充実!キャンパーの温かさに触れた2日間

2023年10月28日(土)~29日(日)の2日間、静岡県の朝霧高原オートキャンプ場にてキャンプイベント『ジャパン・キャンピング・ラリー』が開催されました。オートキャンプ指導者による充実のワークショップやハロウィンイベント、ビンゴ大会で盛り上がった2日間を編集部・川窪がレポートします!

「ジャパン・キャンピング・ラリー」ってどんなイベント?

筆者撮影

今回参加した「ジャパン・キャンピング・ラリー」は、日本オートキャンプ協会(JAC)が主催するキャンプイベントです。

参加条件は、オートキャンプ指導者資格を持つ人+その家族や友人。つまり、資格取得者を中心に親交を深め、楽しんでもらうことを目的としています。

私は今年「オートキャンプ指導者」資格を取得したばかりの新米インストラクター。参加資格をゲットしましたので、子どもたちと一緒に参加し、その様子をレポートしていきます!

▼キャンプ資格への挑戦企画もぜひチェックしてくださいね♪「オートキャンプ指導者編」も後日アップ予定です!お楽しみに。

ハピキャン新人編集者「チエちゃん」がキャンプ資格に挑戦!【JBS認定ブッシュクラフトアドバイザー編】 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

全国から30名のインストラクター、総勢140名が朝霧高原に大集結

筆者撮影

まずは全員揃っての開会式です。日本オートキャンプ協会(JAC) 明瀬一裕会長の挨拶により、2023年『ジャパン・キャンピング・ラリー』の幕が開けました。

今回の参加者は総勢140名、うちインストラクターは30名。遠くは北海道から参加された方もいらっしゃいました。

前夜祭から参加されていた方や顔なじみの方も多いようで、アットホームな雰囲気が印象的でしたよ。

ベテランキャンパーも興味津々!本格ワークショップの数々

2日間のイベント中、インストラクターによるワークショップがひっきりなしに開催されていました!キャンプ歴40年以上のベテランキャンパーも、ちびっこキャンパーも楽しめる内容です。

ワークショップ①薪積み競争

筆者撮影

まずは、井桁に組んだ薪を移動させてタイムを競う「薪積み競争」です。なんと、子どもの部にて10秒86の好タイムを出した私の息子が優勝!

薪を移動させる単純な作業でも、人それぞれ手法が違って面白いですね。ちなみに息子は2本ずつ運ぶ堅実作戦でした。キャンプですぐできる遊びなので、ぜひみなさんもやってみてくださいね♪

ワークショップ②ロープワーク教室

筆者撮影

続いて、ロープワークのワークショップです。「もやい結び」と「8の字結び」のレッスンを受け、バッチリマスターできました。

やはり実際に教えてもらうと吸収力が違います。キャンプ歴何十年というベテランキャンパーの方々も多く参加され、熱心に練習されていました。

ワークショップ③ダッチオーブン料理教室

筆者撮影 インストラクターもハロウィン仮装で登場!

こちらはダッチオーブン料理教室です。ダッチオーブンといえばアウトドア料理の代表格ですが、火加減が難しく、使いこなせていない人も多いのではないでしょうか?

料理の実演とともに、ダッチオーブンの魅力や特性、扱い方などを学べます。

最近は手軽なメスティンを使うことが増えていたわが家ですが、次のキャンプ飯はダッチオーブン料理に決定です!

ワークショップ④火器相談

筆者撮影

こちらでは、火器関連の修理が得意なインストラクターの方に、ランタンやバナーなどの相談ができます。

調子の悪かったわが家のコールマンのガソリンランタンを持っていくと、不具合の特定に加え、燃料まで追加していただき、無事に点火できました。

これらのワークショップは全て無料!本当にありがたいです。

ワークショップ⑤コーヒートーク(大人の朝活)

筆者撮影

2日目の早朝には、コーヒーの煎れ方のレッスンがありました。豆の挽き方やお湯の温度など、コーヒーをおいしく淹れるためのこだわりポイントを教えていただきました。

同じ豆を使って、異なる条件で作ったコーヒーを試飲。淹れ方ひとつでこれほど味が変わるものかと驚きました!

ワークショップ⑥せんべい焼き体験

筆者撮影

香ばしい香りに引き寄せられ、大盛況だった「せんべいやき体験」。市販の手焼きせんべいを炭火で焼くだけなので、子どもから大人まで簡単に楽しめるワークショップです。

筆者撮影

両面焼けたらしょうゆを塗っていただきます。ぷっくり膨らんだ焼きたてのせんべいは絶品!

子どもたちの食いつきがものすごかったので、わが家でも今度やってみたいと思います♪

子どもの遊び場解放や絵画コンクールも開催

筆者撮影

こちらは、モルックなどで自由に遊べる子どもの遊び場。インストラクターの見守り付きなので、親も安心です。

筆者撮影

また、絵画コンクールも開催されました!金賞を受賞した方には景品が授与され、受賞できなかった人にも参加賞が配られました。

楽しいワークショップや遊び場を巡っていると、テントにいる時間がないほど大忙し♪

高校生が大活躍!ハロウィンやビンゴ大会のイベントも

ワークショップに加えて、楽しいイベントが続きます!

ハロウィン「トリック・オア・トリート」

筆者撮影 子どもたちに大人気♪ スパイダーマンが登場!

今回の日程はハロウィン時期と重なっていため、ハロウィンイベントが開催されました!

参加者の中には仮装をしている人も多くお祭りムード。子どもたちはお菓子をもらいに各サイトを巡ります。

筆者撮影

わんちゃん達も仮装して子どもたちをお出迎え。子どもたちの「トリック・オア・トリート!」という元気な声が響きます。

筆者撮影

個人的にかわいい~!とテンションが爆上がりしたのがこちらのサイト。オレンジカラーのおしゃれなドームテントに装飾を施し、ハロウィン感満載です♪ 子どもたちのために、お菓子に加えて風船までご用意いただきました。

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ゲームを用意して子どもたちを迎えてくださった方も!さすがインストラクターの方々、子どもたちが夢中になるツボを熟知していらっしゃるようです。

筆者撮影

ご覧ください!息子2人がいただいたお菓子です。食べきれないほどのお菓子に大興奮!

はじめは恥ずかしがって「トリック・オア・トリート」や「ありがとうございました」と大きな声で言えなかった息子たちも、一緒に回ったお兄さんたちの姿に刺激を受け、後半になると別人のように大きな声で挨拶ができるように成長していました。

お菓子などを用意して迎えてくれたみ参加者のみなさん、一緒に回ってくれたお兄さんたち、ありがとうございました!

焚き火を囲みビンゴ大会

筆者撮影

夜には、いくつもの焚き火台を囲んで「焚き火トーク」です。

筆者撮影 

今回のイベントを盛り上げてくれたのは、埼玉県から参加の武蔵越生高校のアウトドア部のみなさん!JACイベントの常連らしく、先ほどのハロウィンイベントでも子どもたちの引率したり、ビンゴ大会を取り仕切ったりと大活躍でした。

ビンゴ大会は、高校生たちのアイドルさながらの全力かつフレッシュな自己紹介からスタート♪

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シュラフやチェア、キャリーワゴンなど豪華景品の数々に、会場の熱気は最高潮に高まります!

なんと、このビンゴに外れはありません。ビンゴが完成しなかった人にも何かしら景品がもらえるという太っ腹企画です。

筆者撮影 お酒好きな方には嬉しい、無料のお酒コーナーも!

「リーチ!」「ビンゴ!」「おぉ~!」と大盛り上がりした後、焚き火を囲んでお酒を飲みながら参加者のみなさんと親睦を深めました。

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ちなみにわが家は、ビンゴ大会で『ロゴス/カラーメスキット』をゲット!さっそく翌日の朝食で使っちゃいましたよ♪

無料サービスや参加者のサービス精神に驚きの連続

筆者撮影

今回のイベントでは、これまでご紹介してきたワークショップやイベントはすべて無料。5,500円(電源サイトは+1,000円)の宿泊費のみ支払えば、さまざまなサービスを受けられるためお得感でいっぱいです!

具材たっぷりのおいしい豚汁や、

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ほろほろお肉のダッチオーブン料理もいただきました。

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参加者にはキャンプ用の缶詰も配られ、いただき物ばかりで申し訳ない気持ちになってしまうほど!

さらに驚いたのが、常連の方々のサービス精神。自慢のキャンプ飯やお酒などを通りがかりの人に「どうぞ~」とごちそうしてくれるのです。

筆者撮影 食欲盛りの高校生たち。アツアツの絶品ラーメンに夢中です!

こちらは、厨房からカウンターまでスノーピーク尽くしの贅沢なテント。ラーメンやちまきを沢山用意して振る舞っていましたよ♪

サービス精神が旺盛な参加者さんは、本格的な調理器具、生ビールサーバーなど用意周到!飲食業をされているのかと思いきや、みなさん口をそろえて「料理は好きでやっているだけで、キャンパーとの交流が楽しいだけだよ」とのこと。

全国にいるキャンプの仲間に会える、新しい仲間が増える機会を楽しみにされているんですね!

筆者撮影

また、武蔵越生高校からは試作段階の「手作り肉まん」が提供されました。なんとその数100個!越生市と協力し、特産品である梅を使った肉まんの商品化を目指しているとのこと。

鮮やかなピンク色のあま~い肉まん、とってもおいしかったです♪高校生が意欲的に取り組む姿に感化された大人も多かったことでしょう。

これから参加する人は「何か用意しないといけないのかな?」とプレッシャーを感じてしまったかもしれませんが、ご紹介したのは一部。私のように何もわからず参加した人でも、ウェルカム体制バッチリなのでご安心くださいね。

全国にキャンプ仲間ができる!キャンプスキルアップも出来て大満足の2日間

筆者撮影

この2日間、開催されたワークショップを子どもたちと全制覇し、キャンパーとしてのスキルが確実にアップしました!

『キャパン・キャンピング・ラリー』に参加していたのは、

  • オートキャンプ指導者として活動している人
  • オートキャンプを趣味で楽しんでいる人
  • 武蔵生越高校のみなさん

などさまざま。指導者として活動していない私も、自然と輪の中に入れていただきました。

いたるところで挨拶が飛び交い、気軽に交流できる雰囲気は初体験。アットホームな雰囲気と数々のおもてなしに、驚きと感動の連続でした!多くの人と交流できたこの2日間で、キャンプという共通の趣味によって世代間の壁を越えて仲良くなれることを強く実感できました。

『ジャパン・キャンピング・ラリー』に参加するためには「オートキャンプ指導者資格」を取得したJAC会員、もしくはその家族や友人である必要がありますが、資格はオンラインにて2日間で取得可能です。

キャンプの知識を深めたい、キャンプ関連の仕事に役立てたい、キャンパーと交流したいと思う人は、まずは資格取得をして来年のイベントにご参加くださいね♪

▼次回「オートキャンプ指導者インストラクター資格」認定講習会は11月18日・19日の2日間。興味のある方はお早めにお申し込みください。

▼全国のイベントレポートも合わせてチェックしてみてくださいね。

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