〝世界最少で生まれた男の子〟健やかに成長し七五三 【長野・軽井沢町】

生まれた時の体重は、わずか258グラム。世界で最も小さく生まれた軽井沢町の男の子が5歳になり、七五三参りに出かけました。家族に見守られ、すくすくと成長しています。
神主に抱かれて記念撮影。3歳の時は泣き出してしまいましたが、今年は笑顔を浮かべました。軽井沢町に住む関野竜佑ちゃん。今月1日で5歳になりました。

■関野竜祐ちゃん
(Qお名前は?)
「りゅうすけです」
(Q何歳ですか)
【片手を挙げて5歳をアピール】
(Q何になりたいか決まっている?)
「ピーホー」

「ピーポー」とは警察官。将来は警察官になりたいそうです。28日、竜佑ちゃんは七五三参りのため、軽井沢町の熊野皇大神社を家族6人で訪れました。祝詞(のりと)を聞きながら頭を下げますが、頭を上げるタイミングが気になります。

父親の康平さんに続いて玉ぐしを奉納。立派に役目を果たすことが出来ました。

■父親・康平さん
「3歳の時に次いで2回目ということで、まずやれたことで一安心しています。」

竜佑ちゃんは2018年、県立こども病院で生まれました。当時の身長は22センチ、体重わずか258グラム。男の子としては世界最小の赤ちゃんでした。生まれてしばらくは人工呼吸器や点滴が欠かせなかったため、退院まで半年かかりました。
きょうだいや家族に見守られて迎えた毎年の誕生日。健やかに大きく成長していきました。

長男の佑平さん(17)に次男の隼佑さん(8)。そして長女の彩佑子さん(11)家族6人そろって迎えた晴れの日です。
おみくじを引いてみると…

■佑平さん
「ほら、大吉だ!」
■彩佑子ちゃん
「見せないってひどい!」
■竜佑ちゃん
「やだよーやだよー」

最後は得意げに披露してくれました。
帰宅後に開かれた誕生日会。シャインマスカットがふんだんに使われたケーキにはお祝いの文字。5本のろうそくに灯った火を吹き消します。

「おめでとう!」

■母親・俊子さん
「これからはやりたいスポーツとか、楽しみながら成長してくれたらうれしいです」

現在体重は10キロ、身長は89センチ。健康面に問題はなく、毎日保育園に通っています。長男の佑平さんは高校で寮生活を送っているため、家族が全員そろう機会が少なくなっています。6人でにぎやかに一日を過ごしました。

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