悲願のW杯制覇、そして史上最多更新8度目のバロンドール受賞 36歳メッシ「幸運にも世界最高のクラブに所属でき……」

写真:2023年のバロンドールに輝いたメッシ ©Getty Images

インテル・マイアミ(アメリカ)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、2年ぶり8度目となるバロンドール受賞を果たした。

フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催し、“世界最高のフットボーラー”に贈られるバロンドール。現在36歳のメッシは2009年、2010年、2011年、2012年、2015年、2018年、2021年に続く栄誉を手にした。

2023年のバロンドールに輝いたメッシは昨季、所属していたパリ・サンジェルマン(PSG)でリーグ・アン32試合に出場して16ゴール16アシストを記録。同クラブの連覇達成に大きく貢献した。また、UEFAチャンピオンズリーグでも7試合に出場して4ゴール4アシスト。チームはベスト16で敗退したものの、攻撃の核として存在感を示した。

また、昨年冬に開催されたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022では、アルゼンチン代表のキャプテンとして全7試合にフル出場。7ゴール3アシストを記録し、母国を36年ぶり3度目の優勝に導いた。

アルゼンチンの日刊紙『ラ・ナシオン』は、受賞式でメッシが語った内容を紹介。自身が持っていたバロンドール受賞記録を更新したメッシは「自分がこれほどのキャリアを積み、サッカー界におけるすべての目標を達成できるとは想像もしていなかった」と語り、受賞の喜びをかみしめた。

「僕は幸運にも世界最高のクラブに所属でき、そのおかげで多くのタイトルや個人賞を獲得することができた。アルゼンチン代表ではかなり苦しんだ時期もあったけど、コパ・アメリカとW杯を手に入れることができた。それこそが、僕に欠けていたものだったんだ。努力を止めなかったこと、そして目標を達成したことを誇りに思う」

マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(2位)、PSGに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(3位)らを上回る投票数を獲得したメッシ。すべてを手に入れた男は、次にどのような目標を定めてピッチに立つのだろうか。

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