負傷の朝乃山は出場意向 九州場所、左脚肉離れ

土俵周りで他の力士の稽古を見つめる朝乃山=31日、福岡市の高砂部屋宿舎

 10月28日の大相撲秋巡業(広島市)での稽古中に左脚を負傷した元大関の幕内朝乃山は31日、九州場所(11月12日初日・福岡国際センター)へ出場の意向を示した。けがは左ふくらはぎ肉離れと診断されたという。

 この日は福岡市中央区の高砂部屋で右四つの確認などで体を動かし、相撲は取らなかった。稽古後は左脚を引きずるようにして歩き「今は四股もすり足もできない状態。相撲を取らずに出る可能性もある」と説明した。

 福岡入り後は通院治療を継続。「いい方向に回復している。上半身だけでもできる稽古はあるので、落ち込んでいる場合ではない」と前向きに話す。

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