河井夫妻大規模買収事件 被買収議員ら4人に有罪判決 広島

河井夫妻を巡る大規模買収事件で、被買収議員ら4人に有罪判決が言い渡されました。

4年前の参議院選挙で河井克行元法務大臣から妻の案里元議員を当選させるための報酬として、広島市議の三宅正明被告(50)と元広島市議の伊藤昭善被告(72)はそれぞれ現金50万円をうけとった罪に問われています。

広島地裁は「渡された現金に河井案里の当選に向けた選挙運動の報酬の趣旨が含まれていたことを認識していた」などと指摘し、三宅被告に対し罰金30万円、追徴金50万円の判決を言い渡しました。

また伊藤被告も有罪判決が言い渡されました。

午前の裁判では広島市議の木山徳和被告(72)と元広島市議の谷口修被告(77)も有罪判決となりました。

久保豊年弁護士「有罪推定に基づいた極めてずさんな判決。裁判官の事実認定能力を疑う」

判決後に会見を開いた4人は「法と証拠に基づく判断なのか疑問」などと主張しました。

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