実写映画「陰陽師」2024年GW公開、晴明の学生時代描く

作家・夢枕獏のベストセラー小説を原作とした『陰陽師』の実写映画『陰陽師0(ゼロ)』が2024年春に公開されることが分かった。安倍晴明の学生時代にフィーチャーした完全オリジナルストーリーで、いかにして晴明が「最強の呪術師」になったかが描かれる。

『陰陽師』を実写映画化した『陰陽師0(ゼロ)』が2024年公開予定

1988年に刊行された夢枕獏の小説『陰陽師』は、平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明と源博雅を主人公とした怪奇ミステリー。陰陽の力をもった変わり者の晴明と、特別な力はないが誠実な人柄の博雅の凸凹バディの活躍を描いている。

現在も定期的に新刊が発表されている人気作品で、累計発行部数は600万部を突破。11月28日からはNetflixにて同シリーズ初となるアニメーションが配信される予定で、エンタメ界隈でも注目度の高い作品のひとつだ。

実写映画の舞台は、晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代。晴明の命日とされる10月31日に解禁された特別映像には、陰陽師になることを志す学生たちが励む学び舎「陰陽寮」や晴明の相棒となる源博雅らの姿、彼らが挑む強大の呪いの一端が映し出されており、『アンフェア』シリーズを手がけた佐藤嗣麻子が監督・脚本をつとめた。また、呪術監修には日本の呪術師に精通する小説家・加門七海が担当している。

撮影は、晴明に縁のある京都、奈良をはじめ、岩手、静岡、千葉など、日本全国各地で大規模ロケを敢行したとのこと。アクションやラブストーリー、謎解きなどさまざまな要素を取り入れたエンタテインメント超大作となっており、若き日の晴明の秘密も解き明かされる。

原作者の夢枕獏は、「すばらしい映像化となりました。みなさん、どれだけ期待していただいても大丈夫です。安心してごらん下さい」とコメント。キャストなどの詳細は後日発表される。映画は2024年ゴールデンウィークに公開予定。

映画『陰陽師0』特別映像 2024年GW公開

映画『陰陽師0(ゼロ)』

2024年ゴールデンウィーク 公開予定
原作:夢枕獏『陰陽師』シリーズより(文藝春秋)
脚本・監督:佐藤嗣麻子
呪術監修:加門七海
配給:ワーナー・ブラザース映画

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