広島城周辺に新たに整備 「三の丸歴史館」の夜間イメージ図を初公開 2026年度開業予定

広島市の建築物のデザインに関する会議で、建設予定の広島城三の丸歴史館のデザインについて議論が交わされ、初めて夜間のパースが公開されました。

今年度2回目となる会議では、大学や建築関係の有識者が出席し、2026年度に開業予定の広島城三の丸歴史館の設計やデザインについて意見が交わされました。

歴史館は鉄筋3階建てで、広島城の景観を生かして、天守閣を臨む軸を中心にデザインされています。前回の会議での意見を踏まえて、南側と西側は、収蔵庫への熱の影響を抑えるため、伝統的な材木=「安芸榑(あきくれ)」をイメージさせる木格子壁と、コンクリートによる二重構造になっています。

また夜間は、木格子壁を下から照らすことで、壁を浮き出たせ、象徴的に歴史館を映し出します。

広島市は今後、「歴史館周辺を開発するパークPFI事業者と連携し、三の丸全体で統一感のあるデザインを目指したい」としています。

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