水川あさみ演じるツヤの表情が話題「視線だけの演技すごい」

歌と踊りをこよなく愛するヒロイン・スズ子の波乱万丈な人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。10月31日に放送された第22回では、出生の真実を知ったスズ子が実家へと戻った際、母・ツヤがスズ子に向けた表情が話題となった。

第21回より、スズ子を心配するツヤ(水川あさみ)と梅吉(柳葉敏郎)(C)NHK

両親の故郷・香川で、自分は両親の子ではないと知ったスズ子(趣里)は、本当の母であるキヌ(中越典子)の家を後にする。一晩あけて母・ツヤ(水川あさみ)の実家・大西家に戻ったスズ子は、弟・六郎(黒崎煌代)の胸で号泣する。

祖母・トシ(三林京子)はスズ子に出生の秘密を黙っていたことを詫びると、ツヤがどれほどスズ子を大切に思っているかを話す。香川から帰ったスズ子は、六郎と約束し、真実を知ったことを両親には黙っておくことを誓いあうのだった。

スズ子(趣里)を心配する六郎(黒崎煌代)(C)NHK

今回の放送では、実家の銭湯「はな湯」に帰ったスズ子が、自身の出生の秘密を知ったことは表に出さず、明るくふるまう様子が描かれた。しかし、スズ子と目が合ったときのツヤの表情や、父・梅吉(柳葉敏郎)のツヤに向ける表情から、両親がそのことを見抜いているのではと考察する人も。

SNSでは、「ツヤさん、スズ子の表情で完全に分かってた気がする・・・」「ツヤさんも梅吉さんも、スズ子の顔で全てを悟ったよね」「お互いの一瞬の表情で全てが分かる親子関係。役者さんすごい」「2人の視線だけの演技がすばらしい」など、わずかな表情の変化や俳優陣の演技に感動する声が相次いでいる。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。11月1日放送の第23回では、スズ子が香川から帰って3年が経ち、劇団に懐かしい人物が訪れる。

文/つちだ四郎

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