レジオネラ菌検出の「セントピアあわら」11月3日に再開 福井県あわら市、機器交換し水質検査完了

あわら市役所=福井県あわら市市姫3丁目

 基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出され、9月下旬から休業中の温泉施設「セントピアあわら」(福井県あわら市)について、市は10月31日、11月3日から営業を再開すると発表した。市によると、同菌による利用者の健康被害はなかったという。

 市は、施設を指定管理する越前健康開発(福井市)からの業務改善の報告書の提出を受け、31日に関係機関と協議し再開日を決めた。

 施設では9月26日から休業していた。施設側は滅菌効果のある薬剤の注入機の故障が原因とみて機器を交換、10月に改めて水質検査をし、菌は検出されなかった。

 市は「今後、二度とこのようなことが起きないよう、管理体制を万全にする」としている。

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