シーガー 2度目のワールドシリーズMVPなら史上4人目の快挙に

コリー・シーガー(レンジャーズ)はレギュラーシーズン最終戦で惜しくも首位打者を逃したが、プレーオフに入ってからも15試合で打率.298、5本塁打、10打点、OPS1.093と好調を維持しており、プレーオフの通算本塁打ランキングではトップ10圏内に浮上。遊撃手によるプレーオフ通算18本塁打はカルロス・コレアと並ぶ2位タイの数字である。ワールドシリーズでもすでに2本塁打を放っており、ドジャース時代の2020年に続いて2度目のシリーズMVPに輝く可能性も出てきた。

MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者は「シーガーが史上4人目のワールドシリーズMVP複数回受賞者になる可能性がある」と特集記事を公開。過去にワールドシリーズMVPを複数回受賞したのは、1963年と1965年のサンディ・コーファックス(ドジャース)、1964年と1967年のボブ・ギブソン(カージナルス)、そして1973年にアスレチックス、1977年にヤンキースで受賞したレジー・ジャクソンの3人だけである。

シーガーはここまでワールドシリーズ3試合で12打数2安打にとどまっているが、その2安打がいずれもホームラン。第1戦では9回裏に起死回生の同点2ラン、第3戦では3回表にリードを3点に広げる2ランを放って勝利に貢献しており、第3戦で見せた好守も含め、非常に印象的な活躍を見せている。第4戦以降の展開次第ではあるものの、2度目のシリーズMVPに輝く可能性は十分にあると言えるだろう。

プレーオフ通算本塁打トップ10は以下の通り(所属チームありは現役選手を表す)。

1 マニー・ラミレス 29
2 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)27
3 バーニー・ウィリアムス 22
4 デレック・ジーター 20
4 カイル・シュワーバー(フィリーズ)20
6 アルバート・プホルス 19
6 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)19
6 アレックス・ブレグマン(アストロズ)19
9 レジー・ジャクソン 18
9 コリー・シーガー(レンジャーズ)18
9 ミッキー・マントル 18
9 ネルソン・クルーズ(無所属) 18
9 カルロス・コレア(ツインズ)18

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