秋晴れの下、畑で焼き芋頬張る 特産「寺田いも」味わう 家族で思い出づくり

サツマイモ掘りを楽しむ親子ら(城陽市水主)

 京都府城陽市特産のサツマイモ「寺田いも」の収穫体験が、同市水主の中岡農園であった。秋晴れのもと、幼児や高齢者らが砂の中から大きなイモを掘り出し、旬の味覚を味わった。

 市内の木津川べりの砂地ではサツマイモづくりが盛んで、「あらすいも」とも呼ばれている。今年は10月中旬から11月上旬が収穫期だという。

 この日は今池コミュニティセンター(枇杷庄)の毎年恒例の行事で、11組が参加した。幼い子どもは大人の力を借りながら、スコップで紫色のイモを掘り出して喜んでいた。

 参加者たちは農家が用意した焼き芋を畑で頰張り、しっとりとした甘味を堪能した。

 2歳の長男と参加した同市寺田の女性(35)は「こういう体験を子どもにさせてあげられてよかった」と話していた。

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