レンジャーズに痛手 ガルシアとシャーザーがロースターを外れる

日本時間11月1日、敵地チェイス・フィールドで行われるダイヤモンドバックスとのワールドシリーズ第4戦に先立って、レンジャーズはロースターの変更を発表した。第3戦で負傷したアドリス・ガルシアとマックス・シャーザーがロースターを外れ、代役としてエゼキエル・デュランとブロック・バークの2人がロースター入り。故障明けだったシャーザーはともかく、リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いた主砲ガルシアの離脱は、初のワールドシリーズ制覇を狙うレンジャーズにとって大きな痛手となる。

ガルシアは第3戦の8回表の打席でセンターフライに倒れた際、左わき腹を負傷。8回裏の守備からベンチに退き、そのあと精密検査を受けていたが、第4戦以降のプレー続行は不可能と判断されたようだ。プレーオフではここまで打率.323、8本塁打、22打点、OPS1.108の大活躍。リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、レンジャーズ打線を牽引していただけに、無念の離脱となった。

シャーザーは第3戦に先発したが、4回裏開始前のウォーミングアップ中に降板。交代の理由は「背中の張り」と発表されており、2回裏の打球直撃が影響しているとみられる。リーグ優勝決定シリーズから戦列復帰を果たしたシャーザーは、プレーオフで3試合に先発して防御率6.52。決して本調子ではなかったが、ナショナルズ時代の2019年にワールドシリーズ制覇を経験している大ベテランの再離脱は、レンジャーズにとって小さくない痛手となりそうだ。

ガルシアに代わってロースター入りするデュランはメジャー2年目の今季、122試合に出場して打率.276、14本塁打、46打点、OPS.767を記録。中堅を除く内外野6ポジションでプレーしたユーティリティ・プレーヤーでもある。

シャーザーに代わってロースター入りするバークはメジャー3年目の左腕で、今季は53試合に登板して5勝3敗、12ホールド、防御率4.37を記録。シャーザーの離脱で先発3番手がいなくなったため、シリーズが第7戦までもつれた場合、レンジャーズはブルペン総動員の総力戦で試合に臨むことになるだろう。

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