「ご安全に!」地上からエール 巨大メッセージでバルーンフェスタ応援

堤防に設置された、パイロットを応援するメッセージ=佐賀市の嘉瀬川河川敷(提供写真、ドローンで撮影)

 1日に開幕する佐賀インターナショナルバルーンフェスタに合わせ、佐賀市の嘉瀬川河川敷の堤防にパイロットを応援する巨大なメッセージが登場した。市内の小学生や高校生、大学生が協力して制作し、地上から「Have a good flight! ご安全に!」とエールを送る。

 メッセージは全長40メートルで、ロール紙をつなぎ合わせて作成した。海外選手が4年ぶりに本格参戦する大会に向け、佐賀北高の書道部員が「安全に佐賀の空を楽しんでほしい」という思いを英語でダイナミックに表現した。

 全体のデザインは、佐賀大芸術地域デザイン学部2年の岡里帆子さん(20)が考案。思斉館と嘉瀬小の児童ら約650人は、絵やメッセージを書いた色紙などを貼ってバルーンのモザイクアートを作った。

 設置作業は高志館高の3年生12人が担い、溝口大雅さんは「空からもきれいに見えるといいな」と期待を込めた。アートは嘉瀬川の公共工事を行う嘉瀬川管内関連工事安全協議会の森永建設など6社が、フェスタに合わせて毎年設置している。(小島発樹)

メッセージを設置する高志館高の生徒たち

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