長崎県教育長・中﨑氏 「健康上の理由」で退任へ 後任は未定

中﨑謙司氏

 長崎県教育長の中﨑謙司氏(61)が任期途中で退く意向を固めたことが31日、分かった。近く辞職願を提出する。後任は決まっておらず、県教委は当面、職務代理者を置いて対応するとみられる。
 関係者によると、退任は「健康上の理由」。中﨑氏は心身の不調を訴え、約1カ月前から休暇を取り通院していたという。
 辞職願は今月9日の定例教育委員会で議題となる見通し。承認されれば、大石賢吾知事が後任を選び、県議会に人事案を提出する。
 中﨑氏は長崎市出身。1985年入庁。対馬振興局長、文化観光国際部長などを歴任した。昨年4月、当時教育長の平田修三氏が副知事に就任(今年3月に退任)したため、後任として来年3月末までの残任期間を引き継いでいた。

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