31日朝の県内は放射冷却現象の影響で山形市など内陸部で濃霧が発生した。
山形地方気象台によると、同日朝の内陸部の最低気温は2~9度前後で平年並みだったが、前日高気圧に覆われ、温められた空気の熱が夜の間に奪われたため、濃霧となった。早朝の山形市は山沿いから市街地まで広範囲に濃い霧が立ち込め、霞城セントラルを見上げてもビル上部は霧に覆われてはっきりと見えなかった。行き交う車はヘッドライトを点灯し、スピードを落として走行していた。午前5~6時の同市中心部の視程(水平方向に見通せる距離)は100~200メートルまで低下した時もあった。