仮称・壬生PAスマートIC 国交省、町に連結許可書伝達

吉田所長(左)から連結許可書を受け取った小菅町長(中央)と星野所長

 【壬生】自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)として国谷の北関東自動車道壬生パーキングエリア(PA)に接続する「仮称・壬生PAスマートIC」の連結許可書伝達式が31日、町役場で行われた。

 壬生PAは壬生ICから西へ約1.7キロ。近くには壬生町総合公園やとちぎわんぱく公園を含む広大な「道の駅みぶ」がある。

 伝達式は国土交通省が町に北関東自動車道のスマートICと町道の連結事業を許可したことを伝える式典。国交省宇都宮国道事務所の吉田幸男(よしだゆきお)所長が小菅一弥(こすげかずや)町長に連結許可書を手渡した。県栃木土木事務所の星野晃秀(ほしのてるひで)所長らも出席した。

 小菅町長は「スマートICの新規事業化で、日本一広大な道の駅や壬生PAは町の振興と防災の重要拠点となる。連結する町道整備を進め、地域発展と利便性向上につなげていきたい」とあいさつ。吉田所長は「将来の壬生町をつくっていく大きな施策としてスマートICが役割を果たすことを願います」と述べた。

 町は国や県、ネクスコ東日本と連携しながら来年度は道路詳細設計と地元説明会などを行い、スマートICの早期着工を目指す。

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