生食パンミックスで小さなシュトーレン

少人数でも2~3日で食べきれる、小さくてかわいいシュトーレン。 今回は、生食パンミックスを使って、手軽に作ります。 センターにはクーベルチュールチョコレート入りのマジパンを配置し、美味しさにもこだわりました。 チョコレート好きさんも、そうでない方も、きっと満足していただける仕上がりになっています。 パサパサしない、もろもろしない、しっとりとしたシュトーレンをぜひ味わってくださいね!

by takacocoさん

このレシピの材料


数量:長さ14cm×3本分

シュトーレン生地

バターミルクのプレミアム生食パンミックス… 260g

インスタントドライイースト(金)… 3g

パンデピス(スパイスミックス)… 2.5g

無塩バター… 80g

牛乳… 62g

ミックスフルーツシュトーレン… 200g

生クルミ… 50g

フィリング

マジパンローマッセ… 110g

ココアパウダー … 5g

クーベルチュールチャンクスイート… 45g

ブランデー… 7g

仕上げ

無塩バター… 100g

オリゴ糖入り粉糖… 適量

トッピング用粉砂糖 … 適量

下準備


・すべての材料を計量しておく。 ・0.1g単位で計量できない場合、パンデピスは5gで計量し、目分量で半分に分けるとよい。 ・牛乳は、600Wの電子レンジで10秒間ほど加熱して人肌に温め、イーストを溶かしておく。

シュトーレン生地作り


1.くるみを天板に広げ、160℃のオーブンで8~10分間ほど、ローストする。 冷めたら、4等分くらいに割っておく。

2.ボウルに生食パンミックス、パンデピス、バターを入れて軽く混ぜる。

3.イーストを溶かした牛乳を入れる。 手でしっかりもみ込むようにして、混ぜる。 全体がムラなく混ざったら、2~3分間こねる。 (パン生地のように膜はできなくてよい)

4.生地が均一にまとまったら、ミックスフルーツ・くるみを加え、手で混ぜ込んでいく。 ラップをして、あたたかい所で、一次発酵させる。 目安は、28℃で1時間くらい。 パンのように膨らまないので、生地がゆるんだら発酵完了とする。 ※写真は、一次発酵前と発酵後。 (大きさは、ほとんど変わらない)

5.一次発酵させている間に、チョコレート入りマジパンを作る。 小さなボウルに、マジパン・ココアパウダー・ブランデーを入れ、均一になるまでよく練り混ぜる。 クーベルチュールチョコレートを加え、混ぜる。

6.3等分にして、長さ12cmの棒状に整える。 手にベタベタくっつくようなら、少量の粉糖(分量外)を手に付け、作業する。 手の温度で温まるとベタつくので、手早く行う。 バットなどにのせてラップをし、冷蔵庫に入れておく。

7.一次発酵が終わった生地を3分割して、ゆるく丸める。 (生地玉ひとつ 約210g) ※このとき、大きなナッツやレーズンなどが表面にある場合は取り除いて、底部分から中に入れ込んでおく。 (大きなナッツが表面にあると、焼成時にその部分から割れる可能性が高いため) 小さなフルーツはあっても構わない。 生地が乾かないように、ボウルや大きめの容器などをかぶせ、室温で15分間ほどベンチタイムをとる。

8.生地を10×13cmの長方形にのばし、真ん中にチョコレートマジパンをのせる。 向こう側の生地を持ち上げてマジパンを包み、手前からも生地を持ち上げ、上下の生地を突きあわせて閉じる。

9.優しく転がして、太さが均等になるよう、整える。 13cm長さの、なまこ形になる。 両端は、マジパンが見えないようにシュトーレン生地で覆っておく。

10.3つとも同じように成形し、天板に並べる。 生地が乾かないように、大きな容器をかぶせるか発酵器に入れるなどして、あたたかい所で二次発酵させる。 目安は、28℃で40~50分間。 (パンのように、大きさは膨らまなくてよい)

11.タイミングをみて、オーブンを180℃に予熱開始する。 ステンレス製の小さなボウルに仕上げ用のバターを入れ、予熱中のオーブンの上に置いて溶かしておく。

12.予熱が完了したオーブンで30~35分間ほど焼く。 ※焼き加減は、各ご家庭のオーブンによって調整する。

13.温かいうちに、仕上げをする。 ※焼きたてのシュトーレンは折れやすいので、慎重に持ち上げて、優しく扱う。 仕上げ用の溶かしバターは、下に白濁した部分が沈殿している。その白濁部分は使用せず、上澄みの黄色い透明の部分を使用する。 刷毛で丁寧に、底部分も含めて全面に溶かしバターの上澄みを塗っていく。 3本とも全面に塗って、バターをすべて吸わせる。

14.バットに適量の粉糖を出し、シュトーレン全体にまぶしていく。 底にもきちんとつける。 この粉糖は、美味しさのため。 次第にバターが染みて黄色くなってくるので、後ほど溶けない粉糖で見た目を美しく仕上げる。

15.ラップでぴったりと包み、一晩置いておく。 急ぐときは、完全に冷めたら次の工程にいく。

16.ラップをはがし、トッピング用の粉糖を茶こしで振りかける。 ラップでぴったりと包んだら、完成。 一晩おいて、生地全体がなじんだら、食べられる。 焼いてから3~5日くらいは、ほろりとした美味しさ、1週間ほど経つと、しっとり感が増し、割れなくなる。生地の状態が変化する様子も、楽しんでほしい。

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