世界の海保機関トップの会合閉幕 次回開催国は立候補制に

世界海上保安機関長官級会合の閉幕後、記者会見する海保の石井昌平長官=1日午前、東京都千代田区

 海上保安庁と日本財団が共催し、各国の海上保安機関トップが東京都内で一堂に会した「世界海上保安機関長官級会合」が1日、閉幕した。終了後の記者会見で海保の石井昌平長官は、より広い知見が得られるよう次回開催国を立候補制で決めることで合意したと明らかにした。

 海保によると、次回は2年後の予定。会見で石井長官は「会合をいっそう機能的で持続可能にするための基盤が整った。今後も対話の場を持ち続けることが重要だ」と意義を強調した。

 10月31日から始まった会合では各国の先進的な取り組みが紹介された。日本からは、日本財団が実用化を目指す無人運航船の実証実験について発表した。

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