元日本代表MF柏木陽介、35歳で現役引退 「サンフレッチェ広島、浦和レッズ、FC岐阜。全てのチームに感謝です」

FC岐阜は1日、「柏木陽介選手が今季限りで現役を引退する」と公式発表した。

柏木陽介は1987年生まれの35歳。サンフレッチェ広島の下部組織からトップチームに昇格し、左利きのクリエイティブなプレーメーカーとして活躍した。

年代別の日本代表でもプレーし、いわゆる「調子乗り世代」の一員として2007年のU-20ワールドカップや北京五輪にも出場している。

また2010年には広島から浦和レッズへと移籍し、A代表にもコンスタントに招集されるなどキャリアの頂点となる時期を過ごした。

新型コロナウイルス禍のトラブルによって浦和を退団した後は、J3を戦っていたFC岐阜へと移籍。チームキャプテンを任されるなどベテランとして役割を果たしていたが、ピッチでは先発とサブを行き来する状況となっていた。

柏木陽介

「私、柏木陽介は2023シーズン限りで引退することを決断いたしました。

プロサッカー人生18年。こんなにも長くサッカー選手を続けられたことは感謝しかありません。サンフレッチェ広島、浦和レッズ、FC岐阜。全てのチームに感謝です。

サンフレッチェ広島はプロサッカー選手としての幹を作り、育ててくれた場所。浦和レッズはプロの厳しさ、そして最高の喜びを教えてくれた場所。FC岐阜は自分をもう一度サッカー選手として迎え入れ、しっかりと前を向かせてくれた場所。自分にとって全てが感謝でしかありません。

サッカー選手、柏木陽介に携わってくださった全ての皆様にありがとうを伝えたいと思います。かけがえのない最高のサッカー人生でした。心からありがとうございました」

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なおFC岐阜は現在J3で13位となっており、残りの5試合では八戸、讃岐、盛岡、琉球、北九州と対戦する予定だ。

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