観光客にも人気の坊っちゃん列車“ラストラン” 最終運転日に“乗り収め”で切符は完売御礼も

運転士不足の影響は、生活路線だけにとどまりません。松山の観光のシンボル、坊っちゃん列車が11月から運休に入りました。市民からは運休を惜しむ声が聞かれました。

(観光客)
「明日…明日乗ろうって話していたのに」

10月29日、日曜日の道後温泉駅前は、運休前の最終運転日を迎えた坊っちゃん列車に、多くの人がカメラを向けていました。

運休前の「乗り収め」客が多いようで、この日、松山市駅前に向かう便のきっぷは完売していました。

市内に住む女性は、見慣れた坊っちゃん列車に初めて乗ろうとやってきたそうですが…

(市内から)
「今日乗れなかったので、復活したら乗りたいです」

ほかの女性も、市内から親子で「お見送り」に訪れていました。

(市内から)
「走っていることが普通だったので、まさか最後になるとは思わなかったので、ちょっと見に行こうかと。すぐ再開したらいいが、いつになるか分からないので、とりあえず『ラストラン』を」

(子ども)
「普段聞いていたものが聞こえなくなるというのが、寂しいなと」

松山の街の風景の1つになっていた坊っちゃん列車。早い復活を望む声が多く聞かれました。

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