動物園敷地にクマ!一部エリアを閉鎖…住宅地ではイノシシに襲われ男性がけが 広島

安佐動物公園の敷地内で撮影された映像、カメラの前を横切るのはツキノワグマの親子。安佐動物公園は先月31日から園内の一部を閉鎖し警戒を続けています。

永松雄輔記者「安佐動物公園です。近くの山でクマが確認されこちらに西園を閉鎖しています」

来園者「この先の山でクマが…そうなんですか、知らなかったね。ニュースでクマ被害は見ていたんですけどまさか広島市でも」

ツキノワグマが確認されたのは園内のピクニック広場の最上部住宅街にも近い場所です。閉鎖されたエリアではレッサーパンダなど9種の動物が飼育されています。

永松記者「クマ鈴をつけて警戒しながら飼育にあたっているそうです」

特にクマの親子は注意が必要だといいます。

安佐動物公園 阿部勝彦園長「子グマと親との間に入ってしまうと親が子を守ろうとして襲ってくるので、はじめて親子が写っていたので今までよりも危機感を持っています」

安佐動物公園はツキノワグマの親子が確認された先月28日に園内を点検しましたがクマは発見されず。現在のところ周辺で被害の報告はありません。

寺田琢哉記者「こちら福山市引野町の住宅街ですがイノシシが男性を襲ったということです」

男性を襲ったイノシシは体長およそ1.3m、体重およそ70kgのやせ型のメスで、近隣住民や駆けつけた警察官によって取り押さえられました

目撃した人「『助けてくれ』というから出て行ったら、男の人があおむけになってその上にイノシシが乗っている状態でした」

消防によりますと襲われた男性は右目のまぶたや両手にけがをして病院に搬送されたということです。

福山市はイノシシは餌を求めて現れた可能性があるとしています。

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