今年唯一の香港で鑑賞可能な部分月食

来る10月29日未明に香港でも部分月食が見られる。香港天文台によると、部分月食とは月の一部が地球の影に隠される天文現象のこと。今回の部分月食は今年唯一、香港で見られる月食だという。10月29日午前3時35分(以下いずれも香港時間)に月が欠け始め、徐々に月の影に入り込み、同4時14分に食の最大(月が最も欠ける状態)となって、このとき月の約13%が地球の影に入る。そして段々と元通りになり同4時54分に月は丸くなる。食の始まりから終わりまでの全過程は計1時間19分だ。月食期間中は月の高度は20~40度の間なので、建築物など遮るものがなければ、どこにいても観測することが可能という。中でも西部の視野の広い場所、例えばウオーターフロントプロムナードや公園などが観賞スポットに向いているそう。香港太空館(香港スペースミュージアム)では食の始まりから終わりまでの過程を天文台の公式サイトやユーチューブチャンネルで中継する予定だ。

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