ユナイテッドで最大7試合欠場へ…オナナ、カメルーン代表として1月開幕アフリカ杯出場に同意か

カメルーン代表に復帰しているオナナ[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのカメルーン代表GKアンドレ・オナナ。年明けに1カ月前後イングランドを離れる見通しだ。

今シーズンからユナイテッド加入のオナナ。昨季のインテルでチャンピオンズリーグ(CL)準優勝を経験した守護神は、抜群の身体能力を活かしたセービングのみならず、足元の技術にも長け、積極的に指示を飛ばすコーチング能力も備えた、まさに現代サッカーのお手本的GKだ。

前・正GKのダビド・デ・ヘアは足元が心配だっただけに、ユナイテッドにとって完璧な新守護神に…ところがどっこい、蓋を開けると昨季のインテルでは考えられなかったような凡ミスを連発し、多くは失点に直結。オナナは公式戦全14試合の出場で23失点を喫している。

それでもここ最近は安定したプレーが戻りつつある印象。ただ、イギリス『inews』によると、オナナは来年1〜2月にかけて開催されるアフリカ・ネーションズカップにカメルーン代表から招集がかかった場合、これに同意する意向を示しているとのことだ。

オナナは昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)期間中にリコベール・ソング監督と衝突。チームを途中離脱し、代表引退も宣言していたが、今年9月に復帰を表明すると、同月行われたアフリカ・ネーションズカップ予選のブルンジ代表戦に出場していた。

背景にはカメルーン政府、サミュエル・エトー会長が束ねるカメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)からの圧力に近い復帰要請があったとのことだが、アフリカ・ネーションズカップ本大会に出場ならユナイテッドで最大7試合を欠場することになるとみられている。

なお、今回のアフリカ・ネーションズカップは来年1月13日〜2月11日まで開催。カメルーン代表はグループCに入り、前回王者のセネガル代表、ガンビア代表、ギニア代表と対戦する。

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