親パレスチナ発信のエル・ガジ、出場停止処分撤回も主張を曲げず火種再燃

[写真:Getty Images]

マインツの元オランダ代表FWアンワル・エル・ガジが1日、自身のSNSを更新した。

エル・ガジは先月15日、イスラエル・ハマス紛争を受け、自身のインスタグラムのストーリーを通じて、パレスチナ寄りの投稿を行った。すぐさま当該投稿を削除したが、クラブはこの行動を問題視。17日にトレーニングと公式戦出場から除外されることが発表されていた。

その後、マインツはエル・ガジとの度重なる話し合いを通じて最終的に和解に至ったとされ、10月30日に出場停止処分を撤回していた。

しかしエル・ガジは今回の投稿でも親パレスチナの主張を曲げなかった。

「私は自分の発言を全く後悔していない。あの発言から距離を置くことはない。息を引き取る最期の時まで抑圧された人々たちを支持する。私は特段、どの国に対しても特別な責任を負っているわけではない。ガザで起こっている殺害を終わらせる必要がある」

この発信を受けてマインツは「エル・ガジ氏のSNSによる発信は驚きを与え、理解のなさを表している。クラブはこの問題を法的に調査し、その後に決定を下す」と声明を発表。

一時は鎮火したかと思われたエル・ガジの政治的発信だったが、主張を曲げなかったことで火種が再燃することになりそうだ。

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