ガザから邦人退避か 外国籍者エジプトに脱出

エジプトとの境界にあるパレスチナ自治区ガザのラファ検問所で待機する人々=1日(ゲッティ=共同)

 【カイロ、エルサレム共同】国際医療援助団体「国境なき医師団」(MSF)は1日、イスラエル軍と戦闘中のイスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで活動していた外国人スタッフ全員がエジプトに退避したと発表した。日本人が含まれている可能性がある。

 ガザ当局は1日、エジプト境界にあるラファ検問所から同日、外国籍保有者345人と負傷者76人がエジプト側に出たと明らかにした。対象者リストにはMSFや国連のスタッフら日本人5人が含まれている。戦闘開始後、封鎖下のガザから住民や外国人援助関係者らが脱出するのは初めて。

 ガザ当局は、残る対象者のためラファ検問所が2日も開くと説明した。

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