モナコが“ジョーカー”契約でU-20仏代表DFワタラを獲得! 4年半契約を締結

U-20フランス代表SBがモナコに加入[写真:Getty Images]

モナコは1日、アミアンからU-20フランス代表DFカソム・ワタラ(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年半となる。
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なお、ワタラは通常の移籍期間外での移籍となるが、“ジョーカー”契約によって即時の登録とプレーが可能だ。

現在、モナコではブラジル代表DFカイオ・エンヒキが前十字じん帯の損傷で長期離脱中。また、代役を担うセネガル代表DFイスマイル・ヤコブスは、来年1月のアフリカ・ネーションズカップ参戦が決定的となっており、左のサイドバック、ウイングバックの選手層に問題を抱える。

これを受け、クラブはリーグ・ドゥ(フランス2部)のアミアンでプレーするワタラの獲得に動き、フランス『レキップ』の報道では移籍金200万ユーロ(約3億1800万円)程度で交渉を完了させたようだ。

ワタラはアミアンの下部組織から昨年にファーストチームへ昇格。今シーズンここまではリーグ・ドゥ10試合に出場している。アスリート能力と左足のキックを特長とする左サイドバックは、U-18からフランスの世代別代表にも招集されている注目株だ。

なお、リーグ・アンとリーグ・ドゥを管轄するフランス・リーグ機構(LFP)では、「各クラブは最初の本登録期間(夏の移籍市場)の最終日の翌日から追加登録期間(冬の移籍市場)の初日の前日まで、いわゆる“ジョーカー”プレーヤーを加入させることができる」という規則があり、特定の条件を満たした場合、各クラブにフリートランスファーを除く、選手1名の補強が認められている。

その大まかな条件は、重大な負傷者が発生した場合、フランス国内でプレーしている選手を1度だけ補強できるというものだ。

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