人口20万人を超える「中核市」が一堂に 宇都宮市でサミット開催

 人口20万人を超える「中核市」の市長が一堂に会するサミットが1日、宇都宮市内で開かれました。

 JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮で行われた中核市サミットは、全国に62ある中核市の市長など約400人が参加しました。サミットは日本各地の中核市で毎年、開かれていますが宇都宮市で開かれるのは初めてです。

 サミットでは人口減少や地域活性化などの課題について意見を交わすほか、開催することで宿泊や飲食などの経済効果も見込まれます。

 今回のサミットのテーマは「未来世代への責任と実践~夢や希望がかなう中核市を目指して~」です。

 基調講演では早稲田大学の森本章倫教授が、今年(2023年)8月に開業したLRT・ライトラインに触れて次世代に向けた交通と都市計画について講演しました。

 パネルディスカッションは、佐藤市長など4人の中核市の市長が、脱炭素化で「未来世代につなぐ」まちづくりと題して議論を交わしました。

 そして最後に子育てしやすい環境づくりや、脱炭素化を盛り込んだ「中核市サミット宇都宮宣言」が採択されました。

 2日は、中核市の市長会議が行われ、会議の後にはライトラインや大谷地区の視察が予定されています。

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