きのう1日(水)は、西日本や沖縄の90か所で25℃以上の夏日になったが、きょう2日(木)はさらに夏日エリアが拡大。関東から西で25℃に届く所が続出し、きのうの3倍以上の所で夏日になる可能性がある。三連休にかけて、夏日が続く所が多く、11月としては異例の高温になりそうだ。
■11月異例の暑さ
きょう(木)は、朝から広い範囲で晴れていて、季節はずれの暖気が西から東へと広がってきている。気温はグングン上がり、午前11時現在の最高気温は、東京都心で23.1℃。愛知の新城で25.3℃、千葉の鴨川では25.2℃など、すでに25℃に届き夏日になっている所がある。
このあと、さらに上がり、関東から西で25℃以上の夏日が続出しそうだ。最高気温は、東京都心で26℃と、11月としては14年ぶりに夏日になる予想。午前11時現在、雨の残っている北陸は夕方まで雨の所があるが、最高気温は23℃前後まで上がりそうだ。一方、東北北部や北海道では、きのうより3℃くらい低くなる所が多い予想。
【予想最高気温】
28℃ 那覇、山口
27℃ 鹿児島、さいたま、前橋
26℃ 宮崎、熊本、福岡、高知、松山、高松、鳥取、岡山、千葉、東京
25℃ 佐賀、長崎、大分、徳島、松江、広島、和歌山、奈良、京都、富山、岐阜、名古屋、甲府、横浜
■三連休 真夏日に迫る暑さの所も
あす(金・祝)は、季節はずれの暖気が東北まで北上し、東北でも夏日が続出する予想。最高気温は、仙台でも26℃と、11月史上初の夏日になりそうだ。関東から西では夏日が続く所が多く、東京都心は11月史上初めて2日連続の夏日になる可能性がある。さらに、そのご東京では4日(土)までと6日(月)、名古屋や大阪では6日(月)までと、関東から西で25℃以上の夏日が続く所がある予想。いずれも11月の夏日の最長記録になりそうだ。
ただ、夏とは違い、朝晩は冷えるため、一日の中での寒暖差がこれまでより大きくなる見込み。東北北部や北海道は、三連休にかけてもこの時季らしく、日ごとの気温の変化が大きくなる予想。朝晩と昼間の寒暖差、日ごとの気温の変化で体調を崩さないよう、注意したい。
（気象予報士・丸田絵里子）
