郷土の顔、出来は上々 下野のJA施設でかんぴょう入札会 今年は1度きりに

かんぴょうの品質を確かめる組合員ら

 【下野】本年産かんぴょうの入札会が31日、小金井のJAおやま北部営農支援センターで開かれた。

 市内の農家5軒が生産した1束約20キロのかんぴょう計3.8トンが同センターへ運びこまれ、県干瓢(かんぴょう)商業協同組合の組合員15社が色や厚み、乾燥具合などの品質を確認して値段を付けた。

 昨年は入札会が2回開催されたが、今年は生産量や生産者が年々減少していることを理由に、この日1回となった。最高値は昨年をやや下回る1キロ3870円だった。

 かんぴょう部会の近藤隆(こんどうたかし)部会長(45)は「今年は7月ごろまで『かんぴょうの陽気』といわれるほど天候に恵まれて収量数が良かったが、8月の少雨と猛暑で出荷量は例年並み。今年も良い品質のかんぴょうができたと自負している」と話した。

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