乗用車と衝突、成獣クマ死ぬ 青森・七戸町の国道4号

 青森県七戸町などによると、1日早朝、同町の県営農大学校付近の国道4号で、道路を横切った体長約1メートル35センチの雄のクマと乗用車が衝突した。クマは死んだが、乗用車に乗っていた人にけがはなかった。

 町農林課によると、警察から連絡を受け、担当職員が午前6時過ぎに現場に到着し、死骸を回収した。同課によると、現場付近では今年春から子グマが道路を横切る姿が複数回目撃されていたが、死んだのは成獣だったため別の個体と考えられるという。

 町内では例年よりもクマの出没が多く、広範囲で目撃されている。町は防災無線とホームページ、公式LINE(ライン)で周知し、注意を呼びかけている。町教育委員会は、児童生徒の通学路付近で目撃情報があった際は、職員と学校の教職員で下校時のパトロールに当たっている。

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