浜岡原発4号機「制御棒」動作に不具合…長期運転停止が影響か 中部電力は動作調整弁の分解点検へ(静岡・御前崎市)

9月、停止中の浜岡原発4号機で原子炉の出力を調整する「制御棒」に不具合があったことが分かりました。長期間の運転停止が影響しているとみられます。

中部電力によりますと、9月 原子炉の出力を調整する役割の「制御棒」を引き抜く動作の確認をしていたところ、185本のうち1本が正常に引き抜かれず、反対の方向に動いたということです。中部電力の調査によると、制御棒の動きを調整する弁が、水あかなどの付着によってスムーズに開かなくなっていたことが原因とみられるということです。中部電力は今後、弁の分解点検を実施し、水あかなどの清掃を行う方針です。

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