【プレミアリーグ 第11節 プレビュー】好調アーセナルは難敵ニューカッスルと対戦 ブライトンは久々の勝利を目指す

写真:今節も活躍に期待がかかる冨安 ©Getty Images

11月4日から6日にかけて、プレミアリーグ第11節が行われる。アーセナルは難敵ニューカッスルと対戦。冨安健洋は2試合連続で活躍できるか。リーグ戦で4戦未勝利のブライトンは勝利がほしい試合だが、三笘薫ら主力の勤続疲労が気になるところ。

◉注目カード
■ニューカッスル vs アーセナル
前節シェフィールド・ユナイテッドに5-0と快勝したアーセナルは、難敵ニューカッスルとのアウェーゲームに挑む。ガブリエウ・ジェズスやトーマス・パーテイなどケガ人を抱える中、前節の試合ではエディー・エンケティアがハットトリックの活躍を披露。プレミアリーグ50試合目の冨安健洋にも初ゴールが生まれるなど、チームの雰囲気は悪くはない。リーグ戦無敗の勢いを持続させたいところだ。ニューカッスルはサンドロ・トナーリ出場停止の影響からか、前節はウルブスに2-2のドロー。ミッドウィークにはリーグカップのマンチェスター・ユナイテッド戦、週明けにはUEFAチャンピオンズリーグのドルトムント戦と消耗度の大きな試合が続く中、エディ・ハウ監督の手腕に注目だ。

■エヴァートン vs ブライトン
リーグ戦で直近4試合未勝利(2分け2敗)と苦戦が続くブライトンはアウェーでエヴァートンと対戦する。リーグカップ戦ではすでに敗退しているため、ミッドウィークに4回戦を戦うエヴァートンと比べればコンディション面では優位と言えなくもないが、不振の一因でもある故障離脱者の多さと、それゆえに常時出場を強いられる選手たちの勤続疲労は不安要素だ。特に三笘薫は9月30日のアストンヴィラ戦から公式戦6試合連続でフル出場。休養してほしいと願う反面、彼自身のハイパフォーマンスやアンス・ファティ、エヴァン・ファーガソンらとの好連携にも期待したい。

■ルートン・タウン vs リヴァプール
リーグ戦2連勝中のリヴァプールはルートン・タウンとのアウェーゲーム。2007-08シーズンのFAカップ3回戦以来、およそ15年ぶりの対戦となる。ルイス・ディアスが父親の誘拐事件のためチームから離脱するという不測の事態に見舞われる中、チームは「ルイスのために」というモチベーションでの戦いを継続。モハメド・サラーを始めディオゴ・ジョタ、ダルウィン・ヌニェスと好調なアタッカー陣には、引き続きチームを牽引する役割が求められる。カップ戦への出場が多い遠藤航は、そろそろリーグ戦でも長時間のプレーが見たい。

■マンチェスター・シティ vs ボーンマス
前節「マンチェスター・ダービー」に3-0と快勝したマンチェスター・シティは、17位と苦戦中のボーンマスをホームに迎える。この試合の後、リーグ戦ではチェルシー戦、リヴァプール戦、トッテナム戦と難しい試合が続き、その合間にはCLの試合もある。それらの試合を見据えてターンオーバーを敷く可能性もあるが、油断はできない。ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督には、これまでの不振ゆえに解任の噂が付きまとっている。前節はバーンリーに勝利したものの、この試合で見せ場なく敗れるようだと指揮官の交代が現実味を帯びる可能性もある。

■その他の見どころ
前節ダービーに完敗したマンチェスター・ユナイテッドはフラムとのアウェーゲーム。カゼミーロを始め多くのケガ人を抱え、また前線の選手がゴール欠乏症に陥る中、浮上のきっかけをつかみたい試合となる。首位トッテナムは11位チェルシーとの「ロンドン・ダービー」に挑む。順位の上では大きな差があるものの、プレミアリーグでの通算対戦成績ではトッテナムの8勝に対してチェルシーは33勝(引き分けが21回)と大きな差がある。トッテナムとしてはこの相性の悪さを払拭したいところだが、果たしてどうなるか。

◉プレミアリーグ 第11節 試合日程

11月4日(土)
21:30 フラム vs マンチェスター・ユナイテッド

11月5日(日)
0:00 ブレントフォード vs ウェストハム
0:00 バーンリー vs クリスタル・パレス
0:00 エヴァートン vs ブライトン
0:00 マンチェスター・シティ vs ボーンマス
0:00 シェフィールド・ユナイテッド vs ウルブス
2:30 ニューカッスル vs アーセナル
23:00 ノッティンガム・フォレスト vs アストンヴィラ

11月6日(月) 
1:30 ルートン・タウン vs リヴァプール

11月7日(火)
5:00 トッテナム vs チェルシー

※時刻はすべて日本時間

© 株式会社SPOTV JAPAN