MLSの元ドラフト1位・遠藤翼が白血病の再発を報告「また抗がん剤で、身体が壊れてしまう」…悔しさも前を向く

メルボルン・シティ時代の遠藤翼[写真:Getty Images]

かつてはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のドラフト1位でトロントFCへと入団したMF遠藤翼(30)が白血病の再発を報告した。

JFAアカデミー福島出身の遠藤。メリーランド大学へと進学すると、2016年のMLSスーパードラフトでトロントFCから1巡目で指名を受けて加入した。

日本人史上初となるドラフト1位指名となった遠藤。MLSデビューを果たしたが、2017年はリザーブチームでプレー。その後契約が終了して無所属となったが、再びトロントFCのセカンドチームと契約した。

2019年にはファーストチームと再契約。2022年からAリーグのメルボルン・シティへと完全移籍すると、シーズン途中にロサンゼルス・ギャラクシーのセカンドチームへと完全移籍していた。

しかし、2022年9月下旬に帰国。同年12月に急性白血病であることを報告。治療に専念していた。

その遠藤は、1日にX(旧ツイッター)を更新。白血病の再発を報告し、諦めないことを伝えた。

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急性未分化白血病が再発してしまいました。

正直ドクターから伝えられた時は、かなり悔しかったです。ここまでトレーナーと、この6カ月間一生懸命トレーニングしてきました。
元以上の体にするために。
でもまた抗がん剤で、身体が壊れてしまいます。

また新たな後退。
でも絶対に諦めないし、またここから。
Fuck leukemia(白血病).Fuck cancer(癌).
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再び白血病に立ち向かっていくことを宣言した遠藤。またピッチでその姿を見せてくれることを願うばかりだ。

遠藤はMLSで63試合7ゴール、USLチャンピオンシップ(アメリカ2部)で31試合13ゴール3アシストを記録。メルボルン時代にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でもプレーし、4試合で1アシストを記録していた。

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