電炉中堅の東京鉄鋼(小山市横倉新田、吉原毎文(よしはらつねぶみ)社長)は1日までに、2024年3月期の連結業績予想を修正した。今年5月公表の予想に比べ、売上高は8.3%減の770億円、経常利益が30.8%増の85億円、純利益が26.7%増の57億円と減収増益となる見通し。
建築現場での工事遅延などで、製品出荷量が期初予想を下回る見込みのため、減収とした。棒鋼の主原料である鉄スクラップは価格が想定より約10%下回ることから利益増を見込んだ。
23年9月中間連結決算も同様の理由で、売上高は前年同期比2.9%減の379億4600万円、経常利益が約3.6倍の48億7300万円、純利益は約2.8倍の32億7800万円。
1株当たりの中間配当は前回予想から20円増配の50円。期末配当は30円増配の150円、年間配当は200円の予想。