「誰でもなりうる病気」5割 アルコール依存症の意識調査

 アルコール依存症について内閣府が実施した意識調査で、どのようなイメージを持っているかを聞いた設問(複数回答)に「誰でもなりうる病気だ」と答えた人が54.2%に上ったことが2日、分かった。「本人の意志が弱いだけで、性格的な問題だ」としたのは34.7%だった。

 依存症対策を担う厚生労働省の担当者は「自分をコントロールできなくなる病気だと正しく理解してもらえるよう啓発を続ける」としている。

 調査は7~9月、全国の18歳以上を対象に実施し、1526人から回答を得た。イメージは他に「酒に酔って暴言を吐き、暴力を振るう」51.7%、「昼間から仕事にも行かず、酒を飲んでいる」46.7%。

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