給食約4時間“強要”で失禁 桑名市「長寿認定こども園」で不適切保育が52件 社会福祉法人が改善報告書を提出 クラスごとのミーティングを実施へ

三重県桑名市の「こども園」で虐待などの不適切保育が認定された問題で1日、園を運営する法人が改善報告書を提出しました。

この問題は、桑名市の「長寿認定こども園」で、園児に対して約4時間にわたり給食を食べるよう強要して失禁させるなど、複数の不適切な保育が確認されたものです。

県と市は特別監査の結果、虐待を含む不適切保育を52件認定し、園を運営する社会福祉法人「花園福祉会」に改善勧告を出していました。

勧告を受け花園福祉会は1日、県と市に改善報告書を提出しました。

報告書には職員間の意思疎通を円滑にするため、クラスごとのミーティングを実施することや、園児の発達に個人差があることへの理解を進めるため、臨床心理士による研修を行うことなどの改善策が盛り込まれました。

県は今後、市とともに定期的に改善状況を確認するとしています。

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