日本時間10月４日から始まったポストシーズン（ＰＳ）。白熱したゲームが連日展開されたなか、MLBの公式動画で10月に最も視聴されたのは、劇的な展開となったワールドシリーズ（ＷＳ）の初戦だった。
今年のワールドシリーズ（ＷＳ）は、２年前にシーズン100敗以上を喫したチーム同士が相対した史上初のシリーズとなった。両チームともワイルドカード・シリーズ（WCS）から登場し、リーグ優勝決定シリーズ（LCS）進出が決まるまでは無敗の快進撃を続け、LCSでは４勝３敗の激戦を制してＷＳに突入した。
そんな歴史的なシリーズの初戦は、レンジャーズが初回に先制するもダイヤモンドバックスが３回に逆転に成功する。その後、３対５とレンジャーズがリードされて迎えた９回裏の攻撃、一死１塁の場面で打席に入ったのはコリー・シーガー。絶体絶命のなか、彼が振り抜いた一打は綺麗な放物線を描き、ライトスタンドに飛び込む劇的な同点アーチになった。
この奇跡の同点弾の動画は22万回視聴を超え、延長11回にレンジャーズのアドリス・ガルシアが放ったサヨナラアーチも20万視聴を超えた。
そして、この激闘のハイライト動画が10月最多となる、約118万回視聴を記録した。
２番目に多かったのは、ダイヤモンドバックスがフィリーズに勝利し、22年ぶりとなるＷＳ進出を決めたLCS第７戦のハイライト動画で、約109万回の視聴を記録した。
続く３位は、２連覇を目指した昨年の王者アストロズに対し、２勝３敗と王手をかけられながらも、レンジャーズが敵地で連勝して逆転優勝を決めたLCS第７戦のハイライト動画で、こちらは約96万回視聴だった。
ＰＳで多くの名シーンが生まれた10月だったが、11月はどんな映像が注目を集めるのだろうか。レンジャーズがＷＳを制した瞬間か、アワード発表の瞬間か。あるいはそれらを超えるシーンが生まれるのか。どんな出来事を目撃できるのか、11月も楽しみだ。
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