子どもがサルに襲われけが 「毎日のように見る」警戒続く 広島・呉市倉橋町

先月、子ども2人がサルに襲われ、けがをした広島・呉市倉橋町では、現場周辺の通学路などで警戒が続いています。

小学生が野生のサルに襲われ、けがをしたのは、倉橋町宇和木の路上です。呉市によりますと、先月30日の午後5時すぎ、小学2年生の女子児童がサルと遭遇しました。児童はサルに追いかけられ、わき腹を引っかかれて腰をかまれ、病院で治療を受けたということです。

倉橋町では、先月7日にも4歳の幼児がサルにふくらはぎをかまれ軽いけがをしたということです。

2日朝、現場付近の地域では登校する小学生の見守り活動や、小学生をバス乗り場まで送迎する保護者の姿が見られました。

近くの小学生
「サルが危険とか、誰かひっかかれたとか、かまれたとか(学校で話す)。ちょっと怖いから見つけたらすぐ大人に言いたいです」

保護者
「突然出てくるので、大人でもびっくりするので、子どもだったらはすごく不安だと思います」

近くの住民たち
「毎日のように今、見るね。きのう見たサルと2~3日前に見たサルと毛並みが違うような」「色が違う」

呉市はあす3日、宇和木地区にわなを設置する予定だということです。

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