追いかけられ... 野生の猿にかまれて子ども2人がけが 4歳と小学2年生の児童 広島

広島県呉市は先月、野生のサルにかまれて子ども2人がけがをしていたと発表しました。2人はそれぞれ4歳と小学2年生の児童だということです。

サルがかみつく被害があったのは、呉市倉橋町です。

呉市農林水産課によりますと、10月7日午前11時半ごろ、倉橋町脇田のトマト選果場内に1人でいた4歳の女の子が、入ってきたサルにかまれました。

女の子はふくらはぎをかまれ、軽いけがをしたということです。女の子の大声を聞いて母親が駆けつけたところ、サルは逃げていったということです。

また10月30日午後5時すぎには、倉橋町宇和木の路上でサルを見つけた児童2人のうち、小学2年生の女子児童が追いかけられて足を捕まれたうえ、わき腹をひっかかれて腰をかまれたということです。児童は、病院で治療を受けたということです。

呉市は教育委員会を通じて、市内の小中学校や高校に注意喚起を行うとともに、下校時の見守りなどを強化するとしています。

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